今日の写真は今年の5月6日に自宅兼ペンションのあるピラタスの丘から撮ったものです。これも昨日の写真と同様に撮ったままではなくていわゆる「カラコレ(Color Correction)」を行っています。
この写真の被写体となったリアルな風景はわたしを感動させました。それがわたしがシャッターを切った動機です。
しかし、撮ったままの写真は風景写真としては綺麗なのだけれど何かが不足しているようにわたしには感じられたのです。
それが「カラコレ」した動機です。理由ではなくて、動機です。
そんなふうにして動機が繋がりこの写真になったわけです。
この世界に在るものはすべて何かに対して現れます。現れないものもあるけれど、わたしたちが見るもの、見たり感じたりすることが出来るものは何かに対してあるいは誰かに対して現れているのです。
たまさかこの風景はわたしに対して現れました。一期一会(いちごいちえ)の邂逅(かいこう)です。わたしはその出会いに身をゆだねました。
そのような意味ではわたしは「被写体」を求めて彷徨(ほうこう)することはあまりありません。すべてはあらかじめ定められているように感じることも多い日々です。
そんなふうに感じるのは、まあ、たんに歳をとったということなのかも知れませんが。こうしてみると年齢を重ねるのも悪くないなあ。(笑)
蓼科はどこに行くにもちょうど良い距離にあるいま流行の「ハブ空港」のような存在だと思います。蓼科で心身を休め、ここを起点にして様々な観光地や山歩きやその他の活動に出かける、その基地として最適の立地なのです。
皆様のお越しをお待ちしております。
ペンション・サンセット オーナー 拝
今日の写真:「tateshina 170506」
170506-DSC02114-C1
Sony α7, Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 MC VM + Voigtlander VM-E Close Focus Adapter