今日の写真は2017年5月7日、折しも桜満開の蓼科湖畔聖光寺で撮影した1枚です。
その実体よりその影に興味を引かれるのはなぜでしょうか。わたしは子供の頃からそういう傾向がありました。
影は実体以上に本質を現している、正体を見せてくれているような気がするのです。
だから影に強くこころ惹かれるのかも知れない。
真偽の程はともかく、わたしがそのように感じているということは事実です。
写真を撮るときわたしは風景あるいは情景を成す実体を観るよりはむしろその世界を満たす光の構造に目を奪われているようです。
そのことに気づいたのはつい最近のような気がしますが、はるか以前からそのような自分であったことを実感しています。
写真は行為としての写真撮影にとどまらず、自己の本質へと導く一本の道にもなり得るようです。
少なくともわたしに関してはそうです。
わたしにとって写真を撮るということはこの世界を探求するということでもあります。もちろん極めて個人的な帰納あるいは演繹ではあるわけですけれど。
蓼科はどこに行くにもちょうど良い距離にあるいま流行の「ハブ空港」のような存在だと思います。蓼科で心身を休め、ここを起点にして様々な観光地や山歩きやその他の活動に出かける、その基地として最適の立地なのです。
皆様のお越しをお待ちしております。
ペンション・サンセット オーナー 拝
今日の写真:「tateshina 170507」
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Sony α7, Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 MC VM + Voigtlander VM-E Close Focus Adapter